県内の自殺者数は、2年ぶりに200人を下回った。県警がまとめた令和5年暫定値で示されたもの。男性が統計史上最少だった半面、女性は令和入り後最も多かった。

　県警が作成した令和に入ってからの年間自殺者数推移は下段のとおりだが、このうち5年は前年比30人、13.4%減の194人で、年計で統計が残る昭和54年(1979年)年以降最少だった3年の186人以来2年ぶりの200人未満に。

　男女別では男性が前年比41人、25.9%減の117人で、統計史上初めて120人未満に抑えた。半面、女性は男性より格段に少ない状況に変化はないながらも前年比では11人、16.7%増の77人を数え、令和最多となった。総数が前年比で減少したのは11月の15人減をはじめ6カ月間で、自殺者数最多は9月の20人、最少は唯一1ケタの8月で9人。　(午前零時)

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