県人口は、91万人を割り込んだ。県調査統計課が24日公表した元日現在の「人口と世帯」で示されたもの。この減少ペースで推移すれば、今夏にも90万人割れが予想される。 　

　県が公表する「人口と世帯」は令和2年(2020年)国勢調査の確定人口と世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在の推計値を算出。 　 　

　元日現在の県人口は90万9,501人(男性42万9,905人、女性47万9,596人)で、前月に比べて1,487人、0.16%減少した。秋田市の376人をはじめ、全25市町村で減少。

　県人口の動態別内訳は、昨年12月中に294人生まれたのに対して1,531人亡くなったため、1,237人の自然減。また、12月中に831人が県外へ転出したのに対して581人が県内に転入したため、250人の社会減に。

　県人口は昨年4月1日現在で91万8,811人となり、92万人を割り込んだ。それから9カ月で91万人を割っており、昨年1年間の月別平均減少数が1,505人だったことなどからすれば、今夏にも90万人を下回りそう。秋田北地方の市町村別人口と世帯数は下段のとおり。　(午後2時50分)

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