県の県民生活課は、令和5年県飲酒運転追放等の競争順位を公表した。秋田北地方関係は小坂町が3年ぶり、上小阿仁村が3年連続でそれぞれ全県1位の座を射止めた。
「県飲酒運転追放県民運動」の一環として、昭和54年(1979年)から県内市町村間で飲酒運転追放などについて競いあい、同運転徹底追放意識の高揚を図るのが同競争の狙い。1年間にわたって展開し、その年の成績優秀な自治体(優良5市町村)を知事表彰している。
飲酒運転による違反(酒酔い・酒気帯び)が1件につき1点、飲酒運転による事故の負傷が同3点、死亡が同8点のほか、飲酒運転以外の死亡事故が同3点の換算で算出し、これに各市町村の運転免許人口を勘案して県内順位を決定。
県が作成した5年結果のうちトップ5は下段のとおりだが、1年間にわたって飲酒運転検挙者、死亡事故などを皆無に抑えて1位を獲得したのは小坂、上小阿仁、五城目、大潟の4町村。
秋田北地方の小坂町は前年の13位から、3年ぶりに1位に躍り出た。また、県内で最も運転免許人口が少ない上小阿仁村は、1人でも検挙者を出せば一気に最下位付近まで転落しかねない中、3年連続で1位の座を射止めた。
このほかの秋田北地方は、鹿角市が前年の16位から7位にランクアップし、3年ぶりに1ケタ順位に。大館市は前年の15位から9位に順位を上げ、5年ぶりに1ケタに食い込んだ。同地方で最も低ランクに甘んじた北秋田市は、前年の11位から17位に後退。 (午前零時)
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