県内のコロナ感染者数はじりじりと増加し、49定点医療機関からの報告に基づく1医療機関あたり感染者数は県平均で7人を超え、昨年9月中、下旬の水準に迫った。県が11日公表した今年第1週(今月1日〜7日)の感染症発生情報で示されたもの。9保健所管内中最多の秋田市は、1.7倍に増加して唯一10人を超えた。
県保健・疾病対策課が作成した今年第1週と昨年第52週(12月25日から31日)の県平均と保健所別1医療機関あたりコロナ感染者数は下段のとおりだが、今年第1週は昨年第52週を2.43人、51.6%上回る7.14人。昨年第49週(12月4日〜同10日)に増加に転じて以来5週連続で増加し、昨年第38週(9月18日〜24日)の9.02人に次ぐ水準に戻った。ちなみに、県全体の第1週感染者総数は350人で、第52週の67人から一気に増加。
秋田北地方の1医療機関あたり感染者数は大館管内が第52週比1.83人増の3.00人で県内最少、北秋田管内が同1.00人増の6.00人で、ともに増加。県内最多の秋田市は、第52週の6.70人から11.44人へと1.7倍に拡大した。
県内では新たに5施設からコロナ集団感染の報告があり、このうち秋田北地方は大館市の高齢者施設1カ所で発生し、利用者100人中13人に発熱や咳などの症状が出た。
なお、第1週の1医療機関あたりインフルエンザ患者は県平均で17.37人を数え、第52週に比べて2.90人、14.3%減少した。減少は2週ぶり。 (午前零時)
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