令和5年の県内出火件数は318件で、前年に比べてわずかに悪化した。県総合防災課がまとめた速報値で示されたもの。人的被害は死者数が減少した反面、負傷者数は前年の1.8倍に拡大した。
同課が作成した令和5年(速報値)と同4年(確定値)の月別火災発生状況は下段のとおりだが、建物、林野、車両、その他をあわせた5年の出火件数は318件で、前年に比べて4件、1.3%の増加。
種類別では全体の6割近くを占める建物が同19件、11.5%増の184件にのぼる一方、林野は同1件減の26件、車両は同8件減の25件、その他は同6件減の83件とそろって増加を抑えた。
令和5年の人的被害は死者数が同5人減の21人といくぶん改善した半面、負傷者数は前年の36人から66人へと1.8倍に拡大。死者数が最も多かったのは3月の6人で、4、6、7、8月は皆無だった。
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