大館市比内町の「冬まつり」、比内とりの市は27日から2日間の日程で市比内グラウンドを会場に開かれる。主催は実行委員会。第40回の今年は、期間中のイベントを一層充実させて誘客に力を入れる。
比内とりの市は、当時の比内町商工会青年部が昭和60年(1985年)に初開催。以来、特産の比内地鶏をメインに地元の素材をとことん使った「冬まつり」として、「見る・遊ぶ・買う・食べる」の4要素を盛り込みながら来場者も一緒に楽しめるイベントとして定着している。ちなみに、昨年はコロナ禍で2年間の中止を経て3年ぶりに通常開催。今年は第40回の節目とあって、実行委員会も準備に熱が入る。
実行委員会が作成した2日間の主なイベント内容は下段のとおりだが、会場中央に造られる神殿ではメイン行事に位置づけた比内鶏の供養とともにすべての食鳥の霊に感謝する「感謝祭」や、神楽の奉納などを行う。
また、特設ステージや会場内広場では郷土芸能の披露、副賞入りのもちまき、比内地鶏卵キャッチ、人間比内鶏永唱大会など盛りだくさん。
例年同様、比内地鶏をたっぷり使った本場大館の「きりたんぽ鍋」や焼き鳥、毎年行列ができる千羽焼きをたんのうできるほか、「すべてが比内地鶏にこだわったイベント」として第40回の節目にふさわしい「冬まつり」を目指す。
<続報> 実行委員会は、主会場を当初予定の比内グラウンドから比内体育館前駐車場に移すことに決めた。暖冬傾向に伴う雪不足が背景にある。
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