県人口は、91万人割れが目前に迫っている。県調査統計課が25日公表した今月1日現在の「人口と世帯」で示されたもの。1月1日現在とする次回発表時には、90万人台突入がほぼ確実視される。 　

　県が公表する「人口と世帯」は令和2年(2020年)国勢調査の確定人口と世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在の推計値を算出。 　

　今月1日現在の県人口は91万988人(男性43万577人、女性48万411人)で、前月に比べて1,408人、0.15%減少した。秋田市の305人をはじめ、全25市町村で減少。

　県人口はさる4月1日現在で91万8,811人となり、92万人を割り込んだ。ちなみに、今年1月1日現在の前月比減少数は1,628人にのぼるほか、1月から12月までの月平均減少数が1,381人ということなどからすれば、次回1月1日現在発表時には91万人割れがほぼ確実と予想される。

　県人口の動態別内訳は、11月中に262人生まれたのに対して1,618人亡くなったため、1,356人の自然減。本年度に入ってから1,300人を超えたのは、今回が初めて。一方、11月中に659人が県外へ転出したのに対して607人が県内に転入したため、52人の社会減に。

　このほか、県全体の世帯数は38万5,232世帯で、前月に比べて228世帯減少した。減少は4カ月連続で、2カ月ぶりの200世帯超え。秋田北地方の市町村別人口と世帯数は下段のとおり。　　(午前零時)

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