第31回全国中学校駅伝大会(日本陸連、日本中体連など主催)は17日、滋賀県希望が丘文化公園スポーツゾーン芝生ランド(野洲市)で行った。女子の部で4年ぶり2度目の県代表を射止めた秋田北地方勢の大館東は、48チーム中21位と健闘。中でも、1人気を吐いて10人抜きを繰り広げた2区、佐藤ひなた(2年)の走りが光った。
大会には、男女とも各都道府県の予選で頂点に立った47校と開催県1校のあわせて48校が出場。男子は各3キロ、6区間18キロ、女子は1区、5区が各3キロ、2区、3区、4区が各2キロ、5区間12キロ。
女子の部で大館東の1区を担った石田萌愛菜(2年)は11分3秒、25位とまずまずの位置で通過した。2区を担ったエースの佐藤ひなた(同)は見事10人抜きを遂げ、18分11秒で通過順位を一気に15位に上げた。
3区の平沢咲月(同)は25分48秒、4区の能村月渚(3年)は33分33秒で通過し、ともに15位を維持。アンカー5区の野彩佳(1年)にトップ10圏内の期待がかかったものの、スピードに乗り切れず45分19秒、21位でフィニッシュした。大館東は目標に掲げた20位以内に今一歩届かないながらも、前回出場の4年前から20位上げた。
大館東の2区以降の区間順位は、2区佐藤が7分8秒で7位、3区平沢が7分37秒で13位、4区能村が7分45秒で13位、5区野が11分46秒で36位と、唯一1ケタ順位の佐藤の走りが光った。
2年連続2度目出場の京山(岡山)が42分16秒の圧倒的な強さで岡山県初の優勝をもぎ取り、大沢野(富山)が43分5秒で準優勝、神村学園中等部(鹿児島)が43分23秒で3位。
男子の部県代表の飯島(秋田市)は、1時間1分33秒で35位だった。京山(岡山)と国府(山口)がゴールまでもつれる激戦を繰り広げた結果、3年連続3度目出場の京山がわずか1秒差の58秒3で制し、女子とともにアベック初優勝を飾った。男女同時優勝は史上2校目。中能登(石川)が、58分24秒で3位に食い込んだ。 (午後4時半)
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