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令和5年(2023年)10月25日付
初の1万5,000人超え

県人口の年間減少数
 
10月1日現在の基準値

 

 県人口の年間減少数が、初めて1万5,000人を超えた。県調査統計課が24日公表した、その年の基準値となる10月1日現在の「人口と世帯」で示されたもの。社会減少数がほぼ毎年縮小しているのに対し、自然減少数が毎年増加しているのが人口減拡大の主因。核家族化の進行を背景に毎年増加していた世帯数も、減少に転じた。  

 県の人口と世帯数は令和2年国勢調査の確定人口、世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在で推計値を算出。県や国が示す各月の人口、世帯数の中で10月1日現在のデータは、その年の基準値として扱われる。  

 今月1日現在の県人口は男性43万1,696人、女性48万1,818人の計91万3,514人で、前月に比べて1,174人、0.13%の減少。5月1日現在以降の過去半年間の減少数としては最も多く、91万人割れが視野に入ってきた。

 

 また、前年同月比では1万6,401人、1.76%の減少。10月1日現在を基準値とした年間減少数が初めて1万人を超えたのは平成18年(2006年)の11,465人減で、同25年(2013年)は1万3,011人減で初めて1万3,000人を、同29年(2017年)は1万4,285人減で初めて1万4,000人をそれぞれ超え、今年は1万5,000人を飛び越して一気に1万6,000人を超えた。

 社会減少数がほぼ毎年縮小しているにもかかわらず、少子高齢化を背景に自然減少数の拡大が毎年続いているのが人口減少数過去最多の主因。ちなみに、今年10月1日現在の前年比社会減少数は過去最少の2,492人なのに対し、自然減少数は同最大の1万3,909人にのぼった。  

 このほか、県内の世帯数は38万5,499世帯で、前月比241世帯、前年同月比740世帯の各減少。核家族化の進行を背景に毎年前年比増だった世帯数は、初めて年間レベルで減少に転じた。

 秋田北地方各市町村の前月比と前年同月比の10月1日現在人口と世帯数内訳は下段のとおりだが、年間人口減少数は前年同期の2,764人から3,064人に拡大し、初めて3,000人を超えた。また、年間世帯減少数は前年同期の368世帯から過去最多の497世帯に拡大し、500世帯目前に迫る。  (午前零時)

 
秋田北地方の10月1日現在の人口と世帯数(前年月比)
市町村 人口計 前月比 世帯数計 前年月比
大館市 65665人 1284人減 27791世帯 139世帯減
鹿角市 27007人 778人減 10646世帯 129世帯減
北秋田市 27917人 808人減 11328世帯 186世帯減
小坂町 4455人 120人減 1958世帯 24世帯減
上小阿仁村 1840人 74人減 804世帯 19世帯減
合計 126884人 3064人減 52527世帯 497世帯減

秋田北地方の10月1日現在の人口と世帯数(前月比)
市町村 人口計 前月比 世帯数計 前月比
大館市 65665人 100人減 27791世帯 19世帯減
鹿角市 27007人 50人減 10646世帯 14世帯減
北秋田市 27917人 45人減 11328世帯 9世帯減
小坂町 4455人 21人減 1958世帯 11世帯減
上小阿仁村 1840人 7人減 804世帯 1世帯減
合計 126884人 223人減 52527世帯 54世帯減

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