仙台管区気象台は24日、東北の11月から向こう3カ月間の天気予報を発表した。冬型の気圧配置が弱く寒気の影響を受けにくいため、同3カ月の気温は平年並みか高く、本県を含む東北日本海側の降雪量は平年並みか少ない見込みだ。
東北日本海側の月別予報は、11月、12月が平年と同様に曇りや雨または雪の日が多く、年明け1月は平年と同様に曇りや雪の日が多いとみている。また、同太平洋側は各月とも平年と同様に晴れの日が多いと予想。
同3カ月間の平均気温は平年並みか高く、降水量はほぼ平年並み、東北日本海側の降雪量は平年並みか少ない、とした。東北の月別平均気温は、11月が平年並みか高く、12月がほぼ平年並み、1月が平年並みか高くなりそう。
併せて同日公表した東北の20日までの10月天候経過によると、暖かい空気に覆われやすかったことや周辺海域の海面水温が平年より高い影響で気温は平年を上回る所が多かったものの、寒気の影響を受ける時期があったため東北南部は平年を下回る所も。
高気圧と低気圧が交互に通過したことで天気は数日の周期で変わりながらも、高気圧に覆われて晴れる日が多かった。このため、降水量は太平洋側を中心に平年を下回る所が多かった。
しかし、20日は本県の五城目で日降水量としては10月の観測史上最も多い116ミリを記録するなど、低気圧や寒気の影響でまとまった雨の日があったため、日本海側は平年を上回る所が多かった。日照時間は、太平洋側を中心に平年を上回った。 (午後3時)
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