秋田県警の刑法犯検挙率は、9月末現在で全国2位につけている。警察庁が17日公表した1-9月分の犯罪統計で示されたもの。本県は、全国で唯一70%超えの島根県を追っている。
刑法犯は殺人、強盗などの凶悪犯、暴行、傷害などの粗暴犯、詐欺、横領などの知能犯、賭博、強制わいせつなどの風俗犯、盗みをはたらく窃盗犯などの総称で、窃盗犯が高い比率を占める。
9月末現在の全国平均の検挙率は、前年同期比5.4ポイント減の31%。全国トップは島根県の71.3%で、前年同期からの上昇率は全国最高の9.1ポイントと今年は"猛チャージ"。
一方、本県は65.9%で、前年同期から2.7ポイント落ち込んだものの、島根県に5.4ポイント差で2位につけている。以下、愛媛県の58.6%、長崎県の58.2%、鳥取県の57.7%、山形県の55.2%などの順で続く。うち前年同期に全国1位の74.1%だった山形県は、全国最高18.9ポイントダウンの著しい"失速"ぶり。
9月末現在の本県の認知件数は前年同期比271件、28.9%増の1,210件、検挙件数は同153件、23.8%増の797件、検挙人員は同15人、3.7%減の386人と、事件は大幅に増加している。 (午前零時)
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