レギュラーガソリン1リットルあたりの県平均価格は5週連続で値下がりし、約2カ月半ぶりに175円を割り込んだ。経済産業省資源エネルギー庁が12日公表した今月2回目(10日現在)の石油製品価格調査結果で示されたもの。燃料油価格激変緩和補助金の拡充により、全国平均は政府が目安とする価格に近づいてきた。 　 　

　同1リットルあたりの全国平均価格は、前週調査(2日現在)に比べて2.4円安い176.9円。5週連続で値下がりし、7月31日調査の176.7円とほぼ同水準まで値を戻した。2週ぶりに全47都道府県で値下がりし、10月中に175円程度まで引き下げるとする政府が掲げた目安に近づいている。

　さる8月30日に公表した新たな激変緩和措置に基づいて算出した元売り各社に対するあす12日から18日までの燃料油価格激変緩和補助金支給額は、前週に比べて3.1円少ない34.5円とした。

　今調査による本県のレギュラーガソリン1リットルあたり平均価格は173.6円で、前週調査に比べて2.5円安い。5週連続で値下がりし、7月31日調査の173.1円以来約2カ月半ぶりに175円を割った。岩手県は東北のトップを切って170円を切る169.6円をつけ、本県は岩手に次ぐ安値。 　

　このほかの石油製品の県平均価格は、ハイオクガソリン1リットルあたりが前週調査比2.5円安の184.8円、軽油同が同2.3円安の156.5円、灯油18リットル店頭が同46円安の2,082円、同配達が同じく44円安の2,173円で、いずれもレギュラーガソリンと同様5週連続で値下がりした。本年度に入ってからの全国と本県のレギュラーガソリン1リットルあたり平均価格推移は下段のとおり。　　　(午後2時半)

調査日 全国平均 県平均
4/ 3 168.1 164.6
4/10 168.3 164.7
4/17 168.2 164.7
4/24 168.1 164.4
5/ 8 167.8 164.6
5/15 167.8 164.6
5/22 168.1 164.4
5/29 168.4 164.6
6/ 5 168.7 164.8
6/12 169.3 165.3
6/19 170.1 165.1
6/26 171.0 167.7
7/ 3 172.5 168.9
7/10 173.3 170.2
7/18 174.0 171.0
7/24 174.8 171.5
7/31 176.7 173.1
8/ 7 180.3 177.3
8/14 181.9 179.1
8/21 183.7 180.3
8/28 185.6 182.2
9/ 4 186.5 184.0
9/11 184.8 182.0
9/19 182.0 178.9
9/25 180.5 176.8
10/2 179.3 176.1
10/10 176.9 173.6

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