県総合防災課は、今年の県内火災発生状況を9月末現在でまとめた。発生件数は、前年同期に比べて緩やかに増加。人的被害は死者数が大幅に改善した半面、負傷者数が大幅に悪化した。
9月末現在の県内火災発生件数は前年同期比9件、3.5%増の263件。内訳は林野が同1件減の26件、車両が同2件減の23件、その他が同5件減の75件と増加を抑えた一方、全体の過半数を占める建物が同17件、13.9%増の139件にのぼった。
月別で火災発生件数が最も多かったのは4月の53件で、以下、3月の43件、8月の42件、5月の35件などの順で続く。最少は、7月の12件。
9月末現在の人的被害は死者数が前年同期比8人、40%減の12人と大幅に改善した。しかし、負傷者は同14人、45.2%増の45人を数え、死者数と対照的に大幅悪化。同課が作成した今年(速報値)と前年(概数値)の1-9月の月別と累計の火災発生状況は下段のとおり。 (午後2時半)
※太字(下線)は前月発表からの修正箇所
※このページには広告を掲載しております。
|