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令和5年(2023年)9月25日付
太平化成工業森吉工場も

本年度の秋田労働局長表彰
 
安全確保対策で奨励賞 

 

 秋田労働局は25日、本年度の安全衛生関係局長表彰の被表彰団体、個人を発表した。秋田北地方からは、太平化成工業(金子真也社長・本社秋田市)の森吉工場が安全確保対策で奨励賞を受賞。表彰式は、10月2日に秋田市のあきた芸術劇場ミルハスで行う。

 安全衛生成績がきわめて高い水準に達し他の模範と認められる優良事業場や企業、長年にわたって安全衛生に尽くし安全衛生水準の向上発展に多大な貢献をした功労者などを表彰し、その努力を讃えるとともに県民に周知することによって安全衛生意識の高揚などを図り、労働者の安全と健康を確保するとともに快適な職場環境の形成促進に資するのが同表彰の目的。本年度は優良賞3件、奨励賞4件、安全衛生推進賞1件を選んだ。

 うち秋田北地方から奨励賞を受賞する電気機械器具製造業の太平化成工業森吉工場(北秋田市米内沢)は、工場長の日々の現場巡視で作業内容を確認し、朝会の作業指示内容の確認を実施。その際、朝会の作業指示以外の作業を把握したときは作業の危険性などを洗い出し、対策を検討してリスクの低減を図っている。また、塗装作業も同様に、ばく露防止対策に伴う危険性などの洗い出しや対策を検討し、リスクの低減を図っている。

 さらに、チェックシートを作成して日々の作業終了時に現場長(2人)による各現場の塗装関係、溶接関係、機械設備関係などの確認を徹底し、不具合箇所や危険箇所を確認して対応を工場長と調整し、早期改善に努力。

 このほか、労働者参加型の労働災害防止活動として休憩所近くに「労働災害防止の提案書」を備え付けて容易に提案できる体制を整備しているのに加え、トップによる安全衛生方針である安全基本理念の掲示、使用する機械設備への非定常作業に伴う作業手順書の掲示(指差呼称の実施を含む)など視覚で確認できる「見える化」による安全意識の高揚を図っている。

 こうした一連の創意工夫と労使の協力により、安全衛生意識高揚のための活動の水準が優秀で他の模範であると認められた。表彰式は、10月2日午後1時15分からあきた芸術劇場ミルハス中ホールを会場とする第70回秋田産業安全衛生大会の中で行う。 (午後2時半)

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