総務省消防庁は22日、8月の熱中症による救急搬送状況を公表した。全国の同搬送人員は3万5,000人近くにのぼり、本県は前年同月の10倍で800人に迫った。
8月の熱中症による救急搬送人員は全国計で前年同月比1万4,583人、72%増の3万4,835人。8月の調査を開始した平成20年(2008年)以降の同月としては令和2年の4万3,060人、同元年の3万6,755人に続いて3番目に多い。
うち本県は全国最少だった前年同月(79人)の10倍の793人を数え、東北6県の中では宮城県の965人に次ぐ高水準。ちなみに、全国最多は東京都の2,277人で、以下、大阪府の2,233人、北海道の1,847人、埼玉県の1,809人、愛知県の1,664人などが続く。
本県の年齢区分別内訳で最も多いのは高齢者の556人で、全体の70.1%を占めた。高齢者だけでみると、本県は宮城県の506人を抜いて東北最多。
また、本県の初診時傷病程度別で最も多いのは軽症の482人で、これに中等症の247人、重症の48人、その他の15人、死亡の1人が続いた。このほか、本県の発生場所で最も多かったのは住居の439人で、全体の55.4%を占めた。 (午前零時)
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