19日の県内の大雨のうち、秋田北地方でとりわけ多かった大館北秋エリアの状況によると、同日の大館市の日降水量は9月の観測史上3位、北秋田市鷹巣は同8位の多さだった。気象庁が20日まとめた観測値で示されたもの。日最大1時間降水量、同10分間降水量は両地点とも同史上1位で、短時間集中型の猛烈な雨だったことを裏づける結果となった。

　大館市の19日の日降水量は96.5ミリで、100ミリには達しなかったものの平成19年(2007年)9月17日の149ミリ、同25年(2013年)9月16日の131.5ミリに続いて9月の観測史上3番目に多かった。

　また、日最大1時間降水量は57ミリを記録し、令和2年(2020年)年9月4日と(平成24年)2012年9月5日の各37.5ミリを更新して同史上1位に。

　さらに、同10分間降水量は17ミリを観測して同史上1位なほか、18日には13.5ミリで同2位、2日には11ミリで同4位と、今月は"異常"なほど短時間集中型の雨に見舞われている。19日は、大館市の住宅街で生活路が一時洪水状態となった。

　同じく大館北秋エリアの北秋田市鷹巣の19日の日降水量は69.5ミリで、大館市より30ミリ近く少ないものの9月の観測史上8番目に多かった。このほか、日最大1時間降水量は42.5ミリ、同10分間降水量は17.5ミリで、大館市と同様、ともに同史上1位を観測。　　(午前10時)

大館市の住宅街では生活路が一時洪水状態も(東台1丁目地内で19日午後1時半ごろ撮影)

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