秋の全国交通安全運動が21日から30日までの10日間、一斉に展開される。期間中は秋田北地方でも大館、鹿角、北秋田の各警察署をはじめ関係機関、団体がさまざまな取り組みをとおし、交通事故防止の徹底を図る。
今運動の重点は、全国が〇こどもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保〇夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶〇自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底、の3点。これに加えて県内は「高齢者の交通事故防止〜歩行者ファースト意識の浸透〜」を「地域重点」に掲げた。
同運動を前に主唱団体(県交通安全対策協議会、県、県警)は、チラシなどで事前の周知を図っている。チラシには「秋田の道路は歩行者ファースト!」の"キャッチフレーズ"とともに、本年度の交通安全作品コンクール「あきた弁川柳」の最優秀賞に輝いた秋田市の鈴木明夫さんの「チャリを漕ぐ ひやみこがねで ヘルメット」(自転車に乗るなら 面倒くさがらないで ヘルメットを着けましょう)なども掲載。
県警本部がまとめた18日現在の県内交通事故発生件数は前年同日比17件増の779件、死者数は同1人減の19人、負傷者数は同21人増の923人、うち重傷は同6人減の115人。夏場に比べて暗くなるのが格段に早い時期だけに、今運動を機に県民の交通安全意識向上が望まれる。
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