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令和5年(2023年)9月18日付
1年半ぶり1ケタ

先月の県内自殺者数8人
 
統計史上最少水準視野も

 

 先月の県内自殺者数は、1年6カ月ぶりに1ケタ台に抑えられた。警察庁がまとめた8月の暫定値で示されたもの。今年は、統計史上最少の水準が視野に入りそうな状況となっている。

 今年と前年の1-8月の県内自殺者数推移は下段のとおりだが、このうち今年8月は前年同月比5人減の8人。4月以降5カ月連続で増加が抑えられ、中でも8月は前年2月の8人以来1年6カ月ぶりに10人未満を実現した。ちなみに、8月の全国最少は福井県の1人で、本県は6番目。

 県内の1-8月の累計自殺者数は127人となり、前年同期に比べて15人、10.6%減少した。今月10日〜16日は自殺予防週間だったが、このペースで推移すれば年計で統計が残る昭和54年(1979年)年以降最少だった令和3年の186人に迫る水準も視野に入るだけに、同週間後も引き続き官民一体となっての自殺予防に向けた取り組みと実効が期待される。 (午前零時)

今年と前年の1-8月の県内自殺者数推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月8月累計
令和5年 17 13 19 18 18 19 15人8人127人
令和4年 16 8 17 21 30 22 15人13人142人
前年同月比 1 5 2 -3 -12 -3 0人-5人-15人

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