国土交通省は14日、同省関係で1個人、15団体が令和5年防災功労者総理大臣表彰の受賞者に決定した、と発表した。本県からは大館市消防団(武田博康団長)が選ばれた。
内閣府は同日、令和5年防災功労者内閣総理大臣表彰受賞者を11個人、37団体に決定。うち国土交通省が明らかにしたのは豪雨災害に対する水防活動や土砂災害防止活動、緊急災害対策活動(TEC-FORCE による被災自治体支援活動)に著しい功績があった同省の活動に関係する1個人、15団体。
本県から唯一選ばれた大館市消防団は、昨年8月3日からの大雨に際して同日から延べ226人が出動。積み土のう工の実施や河川などの警戒巡視、排水活動、住民の避難誘導などの水防活動を行った。
その際、人的被害を出さず、平素の水防意識の高揚と相まって人命の安全確保と被害の軽減に多大な貢献をしたのに加え、倒木の安全管理や橋梁の警戒、断水地区への給水など一連の活動が高く評価された。
昨年8月3日からの大雨関連では大館市消防団のほか、弘前市、鶴田町(ともに青森県)、村上市(新潟県)、小松市(石川県)の各消防団も総理大臣表彰される。 (午前零時)
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