財務省東北財務局は13日、東北各県の7〜9月期法人企業景気予測調査結果を公表した。うち本県企業の景況感を示す景況判断指数(BSI)は全産業でプラス8.4となり、2期連続のプラスに。10〜12月期もプラスを維持しそうながらも縮小が見込まれ、来年1〜3月期はマイナスに転じる見通しだ。
今調査は8月15日時点で県内製造業41社、非製造業59社のあわせて100社を対象に実施し、95社から回答を得た。秋田財務事務所が作成した企業の景況判断BSI(原数値)は下段のとおりだが、全産業の7〜9月期の現状判断は4期ぶりにプラスに転じた4〜6期の6.1から8.4へとわずかにプラス幅が拡大したものの、前期予想の15.3の半数程度にとどまった。
先行きは、10〜12月期が3.2にプラス幅が縮小し、来年1〜3月期は6.3のマイナスに暗転する見通し。業種別では製造業が3期連続でプラスを維持しそうなものの、非製造業は10〜12月期にプラスマイナス0に落ち込み、来年1〜3月期にはマイナス12.5と、一気に厳しさが増す見通しだ。
このほか、本年度の経常利益は非製造業で黒字転化見込みながら製造業で49.7%の大幅減益見込みなため、全産業では33.5%の減益見込み。本年度の設備投資は製造業で5.2%の増加を見込んでいるものの、非製造業で59.9%の大幅減少見込みのため、全産業では37.6%の減少見込み。 (午前零時)
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