大館市では先月、秋田市と並んで県内最多の飲酒運転検挙者を出した。県が11日公表した8月の「飲酒運転等居住地別実態調査」で示されたもの。小坂町と上小阿仁村は依然、ベスト1グループに食い込んでいる。
同調査は「県飲酒運転追放県民運動」の一環として、昭和54年(1979年)から県内市町村間で飲酒運転追放などについて競いあい、同運転徹底追放意識の高揚を図るのが狙い。1年間にわたって展開し、その年の成績優秀な自治体(優良5市町村)を知事表彰している。
飲酒運転による違反(酒酔い・酒気帯び)が1件につき1点、飲酒運転による事故の負傷が同3点、死亡が同8点のほか、飲酒運転以外の死亡事故が同3点の換算で算出し、これに各市町村の運転免許人口を勘案して県内順位を決定。
県の県民生活課がまとめた8月と8月末現在(累計)の調査結果は下段のとおりだが、このうち先月の大館市は秋田市とともに県内最多の7人が酒気帯び運転で検挙された。大館市は今年これまでで最も多かったものの、7月まで比較的良好な状態を維持したことから8月末現在の県内順位は9位、とベスト10入りしている。
一方、秋田北地方で年間県内1位が期待される小坂、上小阿仁両町村は仙北市、五城目町、大潟村とともに1位グループを堅持。ちなみに、小坂町は前年の13位から、上小阿仁村は3年連続の各年間1位に期待がかかる。そのほかの秋田北地方の8月末現在順位は鹿角市が25市町村中13位、北秋田市が16位。 (午後3時)
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