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令和5年(2023年)9月5日付
3カ月連続で皆無

県内の火災死者数

統計史上初めて

 

 県内の火災による死者数は、県が公開している統計史上初めて3カ月連続で皆無だった。県総合防災課がまとめた8月の火災発生状況(速報値)で示されたもの。一方、先月の県内出火件数は今年に入って3番目に多い。

 同課が作成した今年(速報値)と前年(概数値)の各月別と累計の火災発生状況は下段のとおりだが、このうち今年の死者数は6月以降3カ月連続で皆無だった。

 同課は平成19年(2007年)以降の集計を公表しているが、これまでの連続皆無記録は平成25年(2013年)7月、8月、令和3年(2021年)8月、9月の各2カ月連続で、今年6カ月以降の3カ月連続は統計を確認できる16年間では初めて。

 半面、今年の出火件数は悪化傾向にある。うち先月は40件を数え、12件だった前年同月の3倍以上にのぼり、今年1-8月の中では4月の53件、3月の43件に続いて3番目に多い。この結果、1-8月の累計は241件となり、前年同期に比べて5件の増加に転じた。 累計死者数は、同10人減の9人に大幅改善。   (午後1時半)

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※下線がある部分は前月発表からの修正箇所

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