気象庁が1日まとめた秋田北地方主要3地点の8月気象統計によると、月平均気温と月間日照時間は大館市、北秋田市鷹巣、鹿角市そろって観測史上最高、最多だった。また、月降水量は大館市で少ない方から観測史上3位、鷹巣で同6位タイ、鹿角市で8月観測史上2位に。

<大館市>　月平均気温は平年より4.6度高い28.2度で、これまでの観測史上最高だった平成11年(1999年)8月を1.7度上回って24年ぶりに記録を更新。23日には同史上最高の38.8度を記録したほか、10日に同史上3位の38.2度、24日に同4位の38.0度、9日と22日に各同7位タイの37.5度と、同史上10位以内に食い込んだのが5日間にのぼる。最高気温が35度以上の猛暑日は月全体の6割近い18日間を数え、これまでの同史上最多だった一昨年7月と8月の各7日間を大幅に更新。記録ずくめの高温を反映して月降水量は平年(214ミリ)の10分の1近い22ミリにとどまり、昭和55年(1980年)2月の19ミリ、同52年(1977年)10月の21ミリに続いて同史上3位の少雨となった。月間日照時間は262.5時間。平年(176.4時間)の約1.5倍にのぼり、一昨年7月の234.7時間を抜いて同史上最多だった。

<北秋田市鷹巣>　月平均気温は平年より4.7度高い28.4度で、これまでの観測史上最高だった昭和60年(1985年)8月を2.3度上回って38年ぶりに記録を更新。8日には同史上最高の38.9度を記録したほか、23日に同史上2位の38.7度、10日に同3位タイの38.6度、9日に同5位タイの38.5度、22日に同10位の37.3度と、同史上10位以内に食い込んだのが5日間にのぼる。最高気温が35度以上の猛暑日は月全体のほぼ半数の16日間を数え、 これまでの同史上最多だった一昨年8月(5日間)の3倍以上に。月降水量は平年(198.1ミリ)の5分の1以下の36ミリにとどまり、同史上6位タイの少雨となった。月間日照時間は268.6時間。平年(180.0時間)の約1.5倍にのぼり、一昨年7月の239.1時間を抜いて同史上最多だった。

<鹿角市>　月平均気温は平年より3.8度高い26.6度で、これまでの観測史上最高だった平成11年(1999年)8月を1.4度上回って24年ぶりに記録を更新。ただ、大館市や北秋田市鷹巣よりも年間を通じて気温が低いため38度台の「危険な暑さの日」はなく、猛暑日は8日の35.0度、9日の35.8度(観測史上7位)、10日の35.6度(同11位タイ)、23日の35.7度(同8位タイ)の4日間だけ。月降水量は平年(190.4ミリ)の約5分の1の38ミリにとどまり、8月の観測史上2位の少雨となった。月間日照時間は256.7時間。平年(168.2時間)の約1.5倍にのぼり、一昨年6月の231.9時間を抜いて同史上最多だった。 (午前零時)

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