県調査統計課は24日、今月1日現在の「人口と世帯」を公表した。県人口の前月比減少数は、3カ月ぶりに1,000人を超えた。秋田北地方の大館市は、県内3番目の減少規模だった。

　今月1日現在の県人口は男性43万3,048人、女性48万3,461人の計91万6,509人で、前月に比べて1,016人、0.11%減少した。減少数が1,000人を超えたのは3カ月ぶりで、前年同月との比較でも減少数は40人拡大。増加したのは東成瀬村の7人だけで、秋田市の296人をはじめ24市町村で減少した。

　動態別内訳は、6月中に293人生まれたのに対して1,153人亡くなったため、960人の自然減。一方、813人が県外へ転出したのに対して757人が県内へ転入したため、56人の社会減となった。自然減は11カ月ぶりに1,000人を下回った半面、3カ月ぶりの社会減に。このほか、県内の世帯数は38万5,717世帯で、前月に比べて122世帯減少した。3カ月ぶりの減少。

　秋田北地方各市町村の今月1日現在の人口は○大館市=6万5,937人(前月比93人減)○鹿角市=2万7,121人(同46人減)○北秋田市=2万8,044人(同51人減)○小坂町=4,496人(同5人減)○上小阿仁村=1,854人(前月比4人減)。うち大館市は、前月に続いて県内3番目の減少規模だった。同地方全体では、前月比199人減の12万7,452人。

　同地方各市町村の世帯数は○大館市=2万7,842世帯(前月比21世帯減)○鹿角市=1万674世帯(同11世帯減)○北秋田市=1万1,365世帯(同16世帯減)○小坂町=1,964世帯(同3世帯減)○上小阿仁村=808世帯(同2世帯減)。同地方全体では5万2,653世帯となり、同53世帯減少した。　　　　(午前零時)

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