BANNER1903J.BMP - 134,574BYTES
トップ
お悔やみ
以前の記事
政治
経済
社会
選挙
コラム

令和5年(2023年)7月20日付
全国に30%近い差
 
秋田県警の上半期検挙率
 
前年比10ポイント余低下

 

 警察庁は19日、上半期(1-6月)の刑法犯認知・検挙状況(暫定値)を公表した。全国平均の検挙率は前年同期より約6%低く、40%を割り込んだ。うち本県は同10ポイント余低く、60%台に落ち込んだものの、全国平均を30ポイント近く上回った。

 刑法犯は殺人、強盗などの凶悪犯、暴行、傷害などの粗暴犯、詐欺、横領などの知能犯、賭博、強制わいせつなどの風俗犯、盗みをはたらく窃盗犯などの総称で、窃盗犯が高い比率を占める。

 全国の上半期刑法犯認知件数は前年同期比5万8,123件、21.1%増の33万3,003件、検挙件数は同5,865件、4.9%増の12万5,335件、検挙人員は同5,174人、6.4%増の8万5,884人と、いずれも増加。うち上半期で認知件数が増加したのは、21年ぶりとなる。

 認知件数に対する検挙件数の割合を示す検挙率は37.6%で、前年同期を5.9ポイント下回った。下半期(7-12月)の状況次第では、年最終で令和元年の37.9%以来4年ぶりに40%を割り込む可能性も。

 本県(秋田県警)の上半期は認知件数が前年同期比288件、35.9%増の1,091件、検挙件数が同101件、16.5%増の714件、検挙人員が同10人、2.6%増の393人と、全国平均と同様、いずれも増加した。

 認知件数の増加率に対して検挙件数の増加率が緩いことから、検挙率は前年同期より10.9ポイント低い65.4%にとどまったものの、全国平均を27.8ポイント上回った。

 秋田県警が明らかにした秋田北地方3署の上半期検挙率は、大館署が前年同期比8.6ポイント減の75.7%、鹿角署が同21.6ポイント増の91.2%、北秋田署が同22.3ポイント増の66.7%。

 鹿角署は県内14署中2位につけたほか、前年同期に県内最下位(44.4%)に甘んじた北秋田署は秋田北地方3署で最も低いながらも、猛チャージで県平均を超えた。 (午前零時)

※このページには広告を掲載しております。