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令和5年(2023年)7月7日付
総数減も建物火災悪化

上半期の県内出火件数

6月は最少の15件

 

 今年上半期(1-6月)の県内出火件数は、200件を超えた前年同期から目立った改善ぶりをみせた。県総合防災課がまとめた同期間の火災発生状況で示されたもの。ただ、全体の過半数を占める建物火災は悪化し、6月中に100件に達した。

 同課が作成した今年(速報値)と前年(概数値)の6月と上半期の火災発生状況は下段のとおりだが、今年上半期は前年同期比24件、11.4%減の187件。ちなみに、前年同期は前々年同期を26件、14%上回る212件にのぼったのに対し、今年は前々年とほぼ同水準となった。

 内訳は、全体の53.5%を占める建物火災が前年同期比8件増の100件に達し、3月〜6月にほぼ集中する林野火災が前年同期と同数の27件。一方、車両火災は同5件減の13件だったほか、いずれにも属さない「その他」が同27件、47.2%減の47件と大きく改善。

 各月のうち6月の出火件数は、前年同月比7件減の15件。2月の19件を下回って上半期で最も少なく、過去1年間でも前年8月の12件、同7月の13件に続く3番目の低水準に抑えた。

 上半期の火災に伴う人身被害は、死者が前年同期比7人減の9人だった反面、負傷者が同8人増の37人にのぼった。6月の死者は4月に続く今年2回目の皆無となり、負傷者は4月と同数の2人で今年上半期の最少水準。

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