日銀秋田支店は3日、企業短期経済観測調査(短観)の6月調査結果を公表した。製造業、非製造業をあわせた県内全産業の景況感を示す業況判断指数(DI)はプラス1で、前回3月調査の判断を据え置いた。先行き9月は、わずかに改善する見込み。
今調査は、5月29日から6月30日にかけて県内製造業51社、非製造業95社の計146社を対象に実施し、全社から回答を得た。同支店が作成した業況判断DIの内訳は下段のとおりだが、製造業、非製造業をあわせた全産業は2期ぶりに悪化した前回3月調査と同水準のプラス1。また、9月は1ポイント改善して同2と予測している。
うち製造業の業況判断はマイナス10。3月調査から4ポイント改善したものの、同調査時点で予測したマイナス6には届かなかった。食料品、はん用・生産用・業務用機械が改善し、電気機械が横ばいだった半面、 木材・木製品と鉄鋼・金属は厳しい状況が続いている。製造業全体の9月予測は、8ポイント改善のマイナス2を見込んだ。
非製造業の業況判断は、3月調査からわずか2ポイント悪化してプラス6。7業種中、小売、対事業所サービス、対個人同、宿泊・飲食同が改善、建設、卸売が横ばい、運輸・郵便が悪化した。非製造業全体の9月予測は、1ポイント悪化のプラス5を見込んだ。 (午前零時)
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