BANNER1903J.BMP - 134,574BYTES
トップ
お悔やみ
以前の記事
政治
経済
社会
選挙
コラム

令和5年(2023年)6月23日付
2年ぶり全国一争い
 
秋田、山形両県警
 
1-5月の刑法犯検挙率

 

 秋田県警の刑法犯検挙率は、隣県の山形県警と2年ぶりの全国トップ争いを繰り広げている。警察庁がまとめた1-5月分の犯罪統計で示されたもの。秋田は、山形を僅差で追っている。

 刑法犯は殺人、強盗などの凶悪犯、暴行、傷害などの粗暴犯、詐欺、横領などの知能犯、賭博、強制わいせつなどの風俗犯、盗みをはたらく窃盗犯などの総称で、窃盗犯が高い比率を占める。

 警察庁が作成した全国計、東北計、東北各県の前年同期比による刑法犯の1-5月認知件数、検挙同、検挙人員、検挙率(いずれも暫定値)は下段のとおりだが、うち秋田県警の検挙率は前年同期比2.2ポイント減の70.6%。

 一方、山形県警は同15ポイントの大幅な低下ながら71.7%で全国1位につけており、秋田同は1.1ポイントの僅差で2位にランク。ちなみに、一昨年最終は山形県警が82%で全国1位、秋田同が74.9%で同2位、昨年最終は山形同が73%で同1位、秋田同が67.6%で同4位。

 1-5月時点では秋田県警が"常勝"の山形同と2年ぶりにトップ争いを展開しており、6月以降の踏ん張り次第では全国一の座を奪取する可能性も視野に入りそう。このほか、3位は島根県警の59%、4位は岩手同の58.9%、5位は山梨同の58.7%などが続き、全国最下位は大阪府警で25.8%。

 1-5月に秋田県警が事件として認知した件数は872件、山形同は1,083件、大阪府は3万1,353件など地方と大都市圏では圧倒的な差があり、大都市圏ほど事件が多すぎて手が回らない状況は変わらない。

 なお、秋田北地方3署の同期間の検挙率は、大館署が前年同期比1.1ポイント増の80.6%、鹿角署が同20.6ポイント増の90.6%、北秋田署が同32.2ポイント増の66.7%で、鹿角署は県内14署中2番目に高い。

230623P1.JPG - 66,560BYTES
230623P2.JPG - 111,935BYTES

※このページには広告を掲載しております。