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令和5年(2023年)6月8日付
北秋田は依然県内最多

1医療機関あたりコロナ感染者
 
第22週は初めて減少

 

 最近の1週間で県内52の定点医療機関から報告された新型コロナの新たな患者は1医療機関あたり3.65人を数え、2週連続で減少した。県が8日公表した第22週(5月28日〜今月4日)の感染症発生情報で示されたもの。大館、北秋田両保健所管内からなる秋田北地方のうち、北秋田管内は「定点把握」による週1回の発表に変更して以降初めて減少に転じたものの、県内最多の状態が続いている。同管内は、高齢者施設で集団感染も発生。

 厚生労働省や都道府県庁などが先月7日まで毎日発表していたコロナ感染者数や重症者数、死者数は、感染症法上の位置づけが5類へ移行したのに伴い、同8日から「定点把握」による週1回の発表に変更。県は8日、同変更後4回目の発表を行った。

 保健・疾病対策課が作成した県内52定点医療機関からの報告による第21週(5月22日〜28日)と比較した新型コロナの県平均と保健所別1医療機関あたり患者数推移は下段のとおりだが、第22週は県平均で3.65人となり、前週比で0.56人、13%の減少。2週連続で減少し、3週ぶりに4人を下回った。

 

 秋田北地方のうち北秋田管内の定点把握以降の4週の推移をみると、第19週が6.67人、第20週が8.67人、第21週が9.33人と増加の一途をたどっていたが、第22週は8.33人に減少。しかし、一貫して県内9保健所中最多から脱することができず、第22週で2番目に多い大仙管内との比較では3.19人多い。

 同じく秋田北地方の大館管内の同4週の推移は、第19週が1.50人、第20週が3.00人、第21週が3.83人、そして第22週が3.65人。北秋田管内同様、第22週になって減少に転じたものの、全4週とも県平均を下回った。

 コロナ集団感染(クラスター)は、新たに県内5施設から報告があった。うち秋田北地方は北秋田管内の高齢者施設で発生し、同施設の利用者87人中6人、職員37人中4人の計10人に先月30日から今月6日にかけて発熱と喉の痛みの症状が出た。報告は同31日。 (午後4時半)

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