気象庁がまとめた5月気象統計のうち秋田北地方主要3地点の状況によると、最も特徴的なのは月降水量の多さで、大館市は同月の観測史上4番目、北秋田市鷹巣と鹿角市はともに同5番目に多かった。いずれも、6日の記録的な大雨が主因。

　(大館市)　月降水量は平年を66.6ミリ、52.7%上回る193ミリで、5月の観測史上4番目に多かった。6日には、同月の日降水量としては同史上4番目に多い67ミリを観測。月平均気温は14.6度で、平年(14.4度)に近い水準だった。最も高いのは18日の29.9度で、真夏日(日中の最高気温が30度以上)目前。月間日照時間は213.7時間で、平年を28.1時間、15.1%上回った。

　(北秋田市鷹巣)　月降水量は平年を91.2ミリ、78.4%上回る207.5ミリで、5月の観測史上5番目に多かった。6日には、同月の日降水量としては同史上4番目に多い69.5ミリを観測。月平均気温は14.3度で、平年(14.2度)に近い水準だった。最も高いのは18日の29.3度。月間日照時間は211.9時間で、平年を27.8時間、15.1%上回った。

　(鹿角市)　月降水量は平年を51.4ミリ、55.2%上回る144.5ミリで、5月の観測史上5番目に多かった。6日には、同月の日降水量としては同史上3番目に多い70.5ミリを観測。月平均気温は平年より0.5度低い13.3度で、秋田北地方主要3地点の中では唯一平年を下回った。最も高いのは18日の27.6度。月間日照時間は207時間で、平年を21.7時間、11.7%上回った。

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