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令和5年(2023年)5月31日付
4月は1.37倍

県内有効求人倍率
 
4カ月ぶりに上昇

 

 求職者1人に対する求人数を示す県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月比で4カ月ぶりに上昇し、1.37倍となった。秋田労働局が30日公表した4月の県内雇用情勢で示されたもの。同局は「持ち直しの動きが弱まっており、物価上昇などが今後の雇用に与える影響に注意する必要がある」と、前月と同様の見方を示した。  

 県内の新規求職者数は5,130人で、前年同月を1.2%、62人下回った。2カ月連続の減少。月間有効求職者数は1万7,146人で、同0.6%、97人上回った。4カ月連続の増加。   

 県内の新規求人数は7,338人で、前年同月を14.2%、1,213人下回った。2カ月連続の減少。月間有効求人数は2万1,298人で、同10.1%、2,384人下回った。5カ月連続の減少。

 

 この結果、4月の有効求人倍率は前月比0.04ポイント増の1.37倍となり、前年12月以来4カ月ぶりに上昇した。ちなみに、全国平均は2カ月連続1.32倍で、本県の全国順位は前月から4つ上げて23位だった。  

 4月の県内就職者数は前年同月比0.3%、6人減の2,013人で、3カ月ぶりの減少。うち45歳以上の中高年齢者は1,127人で、同3.6%、39人増加した。3カ月連続の増加。  

 事業主からは○建築資材や原油価格が高騰している中で公共工事の減少は非常に厳しい(建設業)○原材料費等の高騰はあるもののメーカーによる価格転嫁が進んでおり、企業への影響は薄れてきている(自動車部品製造業)○コロナ感染症が5類へ引き下げとなることを機に婚礼予約が増加してきている(宿泊業、飲食サービス業)などの声が聞かれた。

 秋田北地方の有効求人倍率(常用)は大館が前月比0.07ポイント減の1.41倍、鷹巣が同0.18ポイント減の1.23倍、鹿角が同0.13ポイント減の1.59倍と、いずれも低下。 (午前零時)

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