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令和5年(2023年)5月26日付
報告数1.4倍に急増

県内の週間コロナ感染者
 
北秋田は定点あたり最多

 

 最近の1週間で県内52の定点医療機関から報告された新型コロナの新たな患者数は220人で、前週の約1.4倍にのぼった。県が25日公表した第20週(今月15日〜21日)の感染症発生情報で示されたもの。9保健所管内中8管内で軒並み増加し、このうち北秋田管内の定点あたり報告数は県内最多だった。

 厚生労働省や都道府県庁などが今月7日まで毎日発表していたコロナ感染者数や重症者数、死者数は、感染症法上の位置づけが5類へ移行したのに伴い、同8日から「定点把握」による週1回の発表に変更。これを受けて県は25日、18日に続いて同変更後2回目の発表を行った。

 保健・疾病対策課が作成した県内52定点医療機関からの第20週の報告に基づく新型コロナ保健所別患者報告数と定点あたり同は下段のとおりだが、県全体の患者数は220人で、第19週(今月8日〜14日)に比べて61人、38.4%増加した。うち秋田北地方は、大館管内(6定点医療機関)が18人で前週の9人から倍増し、北秋田管内(3定点同)が26人で同6人増加した。

 また、1医療機関あたりの平均患者数となる定点あたり患者報告数は、県平均で前週比1.17人増の4.23人に。保健所別で最も多いのは北秋田管内の8.67人で、前週に比べて2.00人増加した。

 隣接する大館管内は3.00人で、秋田中央管内の2.67人に次いで県内2番目に少ないものの、前週の1.50人から倍増。9管内の中で減少に転じたのは、湯沢管内だけだった。第20週の集団発生は、湯沢管内の高齢者施設2カ所と社会福祉施設1カ所、由利本荘管内の高齢者施設、社会福祉施設各1カ所の計5カ所から報告があった。

 このほかの感染症報告のうち秋田北地方関係は、北秋田管内で70歳代の男性がツツガムシに刺された。ツツガムシ病は今年県内2例目で、秋田北地方では第1号。男性は発熱や発疹、全身倦怠感、腹部の刺し口から19日に同病と診断された。農作業中に刺されたとみられる。

 さらに、大館管内の教育・保育施設では感染性胃腸炎が集団発生。今月11日から15日の間に利用者138人中10人に嘔吐と下痢の症状が現れ、15日に報告された。 (午前零時)

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