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2023年(令和5年)4月23日付
福原氏3選果たす

大館市長選、新人麓氏は雪辱ならず
 
有権者、現職の続投選択

 

大館市長選開票結果
(敬称略)
 
当選 福原 淳嗣 55 無・現 21,132票
 
次点 麓  幸子 61 無・新 14,534票
 

福原氏の略歴

●昭和42年(1967年)12月18日生
 
●大館鳳鳴高卒(昭和61年3月)
 
●慶大法学部卒(平成7年3月)
 
●大館市議会議員初当選(平成7年4月)
 
●大館市議会議員再選(平成11年4月)
 
●野呂田芳成衆院議員の秘書(平成15年〜21年)
 
●金田勝年衆院議員の秘書(平成21年〜22年)
 
●大館市長選に出馬し、三つどもえ戦で次点(平成23年4月)
 
●大館市長選で、現職小畑元氏との一騎打ちを制して初当選(平成27年4月)
 
●大館市長選で、新人麓幸子氏との一騎打ちを制して再選(平成31年4月)
       
 
●大館市長選で、新人麓幸子氏との一騎打ちを制して3選(令和5年4月)
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3選を果たした福原淳嗣氏
 

 統一地方選の後半戦に位置づけた任期満了(4月30日)に伴う大館市長選は23日投票が行われ、現職の福原淳嗣氏(55)=柄沢字狐台・無所属=が新人で作家・ジャーナリストの麓幸子氏(61)=比内町扇田字長岡・無所属を約6,600票差で下し、3選を果たした。4年前の前回同様、今選挙も継続か刷新かが最大の争点となり、有権者は再び継続を選択。投票率は、過去最低を更新した。  

 今市長選は、前回選挙と同じ顔ぶれによる一騎打ち。「内に優しく 外に強く!」をスローガンに掲げた福原氏は2期8年の実績をアピールしつつ、〇ひと・ものが行き交う北東北の拠点をつくる〇国や県と強固に連携した医療環境をつくる〇こどもたちに世界への架け橋をつくる〇暮らしとまちを未来に導く羅針盤(シラバス)をつくる、の4つを柱とする「令和の新しいまちづくり」の実現を公約に掲げ、前回に続いて組織力をフル動員し、2万1,132票を得て3選を果たした。  

 対する麓氏は、スローガンとする「市民が主役のまちづくり」を前面に押し出しつつ、高齢社会をしっかり支える医療と福祉の最先端都市など5項目からなる「おおだて未来共生都市構想」をアピールし、「市民に寄り添った新しい大館」の構築を訴えて大館市初の女性市長誕生を目指した。前回と同様、地盤である比内地域や女性票の取り込みに傾注したものの、現職の組織力に対抗しきれず、6,598票差でまたも大敗を喫した。  

 前回選挙に比べて有権者数、投票者数が大幅に減少したため純然たる比較はできないものの、票差は前回の9,435票から縮小。ちなみに、前回に比べて福原氏は3,462票減らしたのに対し、麓氏の減少数は625票と小幅なため、現職の多選を嫌う票もいくぶん麓氏に流れたとみられる。  

 当日の有権者数は5万8,959人(男2万7,498人、女3万1,461人)で、前回選挙の投票日に比べて3,890人減少。投票率は61.08%(男60.54%、女61.56%)で、それまでの過去最低だった前回を2.75ポイント下回った。投票者数は3万6,014人、うち有効は3万5,666、無効は348、持ち帰り、不受理はそれぞれ皆無。 (午後10時半)  

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