県調査統計課は24日、元日現在の「人口と世帯」を公表した。県人口は前月に比べて1,628人、このうち5市町村からなる秋田北地方は同262人それぞれ減少。県人口の減少数は5カ月連続で1,000人を超え、今回は同5カ月の中で最も多かった。
県の人口と世帯数は令和2年国勢調査の確定人口、世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在で推計値を算出。
元日現在の県人口は男性43万7,311人、女性48万8,622人の計92万5,933人で、前月に比べて1,628人、0.18%減少した。全25市町村で減少。県人口が1,000人以上減少したのは5カ月連続で、前年12月1日現在の1,332人を抜いて同5カ月で最も多い。
また、前年の元日現在と比べても減少数は566人拡大したほか、過去1年間の中では前年4月1日現在の3,897人に次ぐ水準。ちなみに、毎年4月1日現在は社会減を中心に圧倒的に減少数が多い月なため、元日現在の減少背景とは単純な比較しにくく、前年4月1日現在を除けば今回の減少数が過去1年間で最も多い。
元日現在の動態別内訳は出生295人、死亡1,796人で1,501人の自然減、県内への転入653人、県外への転出780人で127人の社会減。うち自然減は、過去1年間で初めて1,500人を超えた。
秋田北地方各市町村の前月比の人口と世帯数内訳は下段のとおりだが、人口は12万9,211人で、前月に比べて262人、前年同日現在に比べて2,860人それぞれ減少。県内の世帯数は前月比465世帯減の38万5,527世帯、秋田北地方は同59世帯減の5万2,842世帯。 (午前零時)