レギュラーガソリン1リットルあたりの県平均価格は3週連続で値上がりし、平成21年(2009年)以降の12年半で初めて172円に乗った。経済産業省資源エネルギー庁が22日公表した6月3回目(20日現在)の石油製品価格調査結果で示されたもの。同庁が明らかにしている同16年(2004年)6月以降の統計史上では、11番目の高値。
同1リットルあたりの全国平均価格は173.9円で、前週調査(13日現在)より2.7円高い。3週連続で値上がりし、4月18日調査の173.5円以来2カ月ぶりに173円を超えた。全47都道府県で値上がり。
うち本県の平均価格は172円で、前週調査に比べて4.8円高い。価格自体は全国平均より1.9円安いものの、前週比上昇幅は全国より格段に大きく、一気に値上がりが加速した形だ。
平成21年(2009年)以降の12年半では、3月14日調査の171.3円を抜いて同以降初めて172円に乗った。ちなみに、同16年(2004年)6月以降の統計史上最も高いのは唯一180円を超えた同20年(2008年)8月4日調査の181円で、今調査の172円は同史上11番目の高値。
このほかの石油製品の県平均価格は、ハイオクガソリン1リットルあたりが前週調査比4.9円高の183円、軽油同が同4.6円高の154.7円、灯油の18リットル店頭が前週調査比66円高の2,035円、配達が同56円高の2,120円。ガソリン、軽油、灯油とも3週連続の値上がり。今年に入ってからの全国平均、東北各県、東北平均のレギュラーガソリン1リットルあたり価格推移は下段のとおり。 (午前零時)