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令和3年(2021年)8月24日付
「集団免疫得られた」

行政報告で福原市長

大館市9月定例議会開会

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福原市長

 

 大館市の9月定例議会は23日開会し、会期を9月27日までの36日間と決めた後、福原淳嗣市長が行政報告に臨んだ。新型コロナワクチンの接種状況について市長は、総人口に占める接種率が約77%であると公表し、「接種率7割以上で感染対策に有効とされる集団免疫を得られたと考えている」との見解を示した。また、市立扇田病院の病床を廃止して診療所にする計画を巡って「病院の方向性に関する説明会」を開いたのに伴い、市長は市内7会場で延べ416人が参加したことを明らかにし、参加者からの意見、要望を取りまとめた上で今定例会で報告する、とした。

 初日に提出したのは、一般会計補正予算案を含む議案15件と報告3件。うち同補正予算案は11億6,896万3,000円を追加し、総額387億9,840万4,000円とした。16項目からなる行政報告のうち、新型コロナと扇田病院関連の主な内容は次のとおり。

<新型コロナワクチンの接種状況>

 市立総合病院とニプロハチ公ドームを会場に実施してきた集団接種は昨日、予定していた全日程を終了した。4月24日の90歳以上への接種を皮切りに、6月12日からは65歳以上、19日からは16歳以上、7月31日からは12歳以上と段階的に対象者を広げ、土日、祝日に計20回実施し、約4万6,000人が2回の接種を終えた。

 また、高齢者施設などへの巡回接種は、医師会と薬剤師会が実施した分が約2,500人、秋田労災病院、大館記念病院、西大館医院などが実施した個別接種が約2,700人のほか、職域接種がニプロ大館工場で約800人、これに医療従事者約2,000人を加えた約5万4,000人が2回接種を終えた。総人口に占める接種率は約77%と、接種率7割以上で感染対策に有効とされる集団免疫を得られたと考えている。 

 これほど多くの人へ順調かつ適切に接種できたのも大館北秋田医師会、県薬剤師会大館北秋田支部をはじめ、7回接種できるシリンジ製造のニプロ大館工場、シャトルバスを運行した秋北バス、北秋田地域振興局の職員、地元大学生、会場運営に携わった民間事業者、そして市民の理解と協力を得て進めることができたからこそであり、心から感謝する。

<新型コロナウイルス感染症に係る支援策の状況>

 @学生応援ふるさと便事業=852件の申込みがあり、6月下旬から仕送り品の購入に利用できる地域限定商品券と地元特産品の引換券を送付した。7月2日から11日にかけて地元スーパーを会場に特産品の引き換えを行い、市外の学生分については家族が持参した食品などと一緒に梱包して発送したほか、市内の学生分については直接渡し、申込みのあった人全員に利用してもらった。コロナ禍で帰省がむずかしい中、今回のふるさと便を受け取った皆さんから「大館の暮らしやすさを実感した」「両親へ感謝したい」などたくさんのメッセージを得た。今後は、2回目の学生応援ふるさと便の実施に向けて準備を進める。

 A新型コロナウイルス対策生活応援商品券事業=令和3年度の住民税非課税世帯の全員と、令和3年1月分の児童手当の受給対象児童全員に、1人当たり1万円分の地域限定商品券を交付する本事業は、7月31日までに申請のあった1万3,014人に対して商品券を8月10日に送付した。今後、申請期限の11月30日までに申請した人に、順次商品券を送付する予定。

 Bプレミアム付商品券事業=6月11日から20日までの10日間で5,739人から4万7,741セット、約6億2,000万円分の商品券を購入してもらい、7月31日までに52.3%が換金され、約3億2,000万円の消費喚起につながった。引き続き景気回復を着実に進めるため、10月に今年度2回目となる商品券の販売を実施し、さらなる消費喚起を図る。今定例会に関連予算案の追加提出を予定している。

 C大館の食タクシー事業=飲食店及びタクシー事業者の収入確保と利用拡大を図るため、テイクアウト品の配達を支援する本事業は7月末現在で登録店が44店、利用件数が3,228件だった。

 D特産品助成事業=きりたんぽをはじめとした市特産品の販売促進のため、商品の発送に伴う費用を支援する特産品送料助成事業は、7月末現在で3,571件の申請があった。このほか、感染症の影響で中止となった「肉×博」の代替イベントの一環として、比内地鶏をはじめとする地元生産の肉を市民の食卓に定着させ、販売促進を支援する肉×博限定地元肉セット販売事業は、地元スーパーと精肉店の協力を得て地元生産肉を取り入れたバーベキューセットを販売したところ、予定の2,000セットを上回る2,200セットを販売した。

<扇田病院の方向性に関する説明会>

 扇田病院の医療機能の方向性に関する説明会を7月26日から8月6日まで市内7会場で開催し、延べ416人の参加があった。市立総合病院と扇田病院の医療機能の分担については、平成17年6月の1市2町の合併時の協議確認事項で重要課題でもあり、県地域医療構想を踏まえ、検討してきた。 

 説明会では、総合病院と扇田病院におけるこれまでの検討の経緯、経営状況や施設の老朽化などの急を要する課題、入院患者の受入体制など、今後の医療機能の方向性について説明し、意見を得た。参加者からの意見、要望については、取りまとめた上で、今定例会で報告したい。  (午前零時)

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