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令和3年(2021年)6月10日付
前年比減で推移

県警の特殊詐欺被害認知
 
5月末現在9件、677万円余

 

 県警が認知した特殊詐欺被害は件数、被害総額とも前年を下回って推移している。とはいえ、県内ではほぼ毎月のように被害者が出ているため、関係機関は引き続き注意を呼びかけている。

 特殊詐欺は、電話やハガキなどで親族や公共機関の職員などを騙(かた)って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、「医療費の還付金を受け取れる」などと言葉巧みに誘導してATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪。現金などを脅し取る恐喝や隙をみてキャッシュカードなどをすり替えて盗み取る詐欺盗(窃盗)も特殊詐欺に位置づけ、昨年1月からは手口を10分類とした。

 県警が作成した今年(暫定値)と前年の各5月末現在で認知した被害状況は下段のとおりだが、今年の累計件数は前年同期比3件減の9件、被害総額は前年同期の2,432万8,356円から677万5,220円へと大幅に減少。

 このうち最も多い架空料金請求は件数で前年同期比1件増の7件と横ばいに近い水準ながら、被害額は前年同期の1,719万7,140円から557万3,000円へと3分の1以下に。

 かつて代表的な手口だったオレオレ詐欺や、親族、警察官、銀行協会職員などを装って「あなたの口座が犯罪に利用されており、キャッシュカードの交換手続きが必要」などと言葉巧みに誘導し、キャッシュカードやクレジットカード、預貯金通帳などをだまし取るキャッシュカード詐欺被害は、ともに皆無。反面、前年同期に未発生だった還付金詐欺は1件発生し、100万円近い被害が出た。

 今月はこれまでに、大館市と秋田市で「あなたのパソコンがウイルス感染によって壊れている」などと偽って電子マネー利用権をだまし取る手口も相次いでおり、県警をはじめとする関係機関は県民に注意を呼びかけている。

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