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令和3年(2020年)4月22日付
山は危険がいっぱい
 
県内の関係機関、団体
 
山菜採り期迎え注意喚起

 

 秋田北地方をはじめ県内は山菜採りシーズンを迎えているが、遭難事故やツツガムシによる被害、クマとの遭遇、林野火災、さらには山菜と誤認して毒草を採取するなど危険がいっぱい。このため県内の関係機関、団体は注意を促している。

 過去5年間の山菜採りを含む県内山岳遭難件数は、40件台〜60件台で推移。遭難者の中でも、とりわけ高齢者は山菜採りのベテランなのを過信して遭難するケースが毎年後を絶たず、秋田北地方でも十和田・八幡平や田代岳、阿仁地域の山々を中心に高齢者の遭難事故が発生しやすい。 

 一方、半そでなど肌を露出した状態で入山してのツツガムシ被害も、山菜採りが本格化する5月以降にピークを迎える。ツツガムシに刺されると、インフルエンザに似た症状が現れるケースが多く、県内では犠牲者が出た年もあるだけに身支度には万全の注意が必要だ。

  また、遭遇したら恐いのがツキノワグマ。今月20日には大館市比内町独鈷の山中で今年県内初の人身被害が発生し、山菜採り中の男性(75)がクマに襲われて顔などに重傷を負った。

 秋田北地方の各猟友会は「子連れの母グマが特に危険。山奥に入れば入るほどクマに出くわす危険がある。クマが寄りつかないよう、ラジオや笛など音の出るものを携帯して自己防衛を」と呼びかけている。

 例年同様、林野火災の危険性も空気が乾燥するこれから一気に高まる。ちなみに、昨年4月は県内で年間最多の8件発生し、今月も男鹿市(13日)などで発生。

 県内の各消防本部は「気温の上昇とともに、少しの要因で火が燃え広がりやすい状況になっていく。タバコの不始末などは絶対にやめて」と呼びかけている。

 このほか、毒草を山菜と誤認して採取、摂食し、食中毒になる事故も県内では毎年発生。トリカブトを食用のシドケやニリンソウ(フクベラ)と誤るケースなどが目立つだけに、有毒な植物の特徴を認識しながら採取するよう、各保健所は注意喚起している。

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