2012年12月17日付
金田氏、当選果たす
 
 第46回衆院選、秋田2区

前回敗北の川口氏に圧勝

秋田2区開票結果

当選 金田 勝年(63) 自民 前 91,747票

次点 川口 博 (65) 民主 前 57,392票

石田 寛 (65) 社民 新 21,483票

佐藤 邦靖(57) 共産 新 7,581票

  第46回衆院選は16日、投・開票が行われ、本県小選挙区のうち秋田北地方を含む秋田2区は自民党の前職金田勝年氏(63)=公明推薦=が、前回競り負けた民主党の前職川口博氏(65)に圧勝し、衆院選2度目の当選を果たした。(速報:16日午後10時50分)

 秋田2区の立候補者は、届け出順に社民党の新人で党県連幹事長の石田寛氏(65)、民主党の前職川口氏、共産党の新人で党秋田2区国政対策委員長の佐藤邦靖氏(57)、自民党の前職金田氏の4人。

 元外務副大臣の金田氏は旧大蔵省官僚出身で、参議院議員を経て前回(21年8月)から衆院選に立候補。今回は自民、公明の支持基盤を固め、前回選挙で伸び悩んだ大館、鹿角地域でも後援会組織を作って確実に支持を集めた。

 前回は1,351票の少差で川口氏に敗北し、比例代表で復活当選したが、今回は小選挙区で川口氏に圧勝して雪辱を果たした。同2区15市町村中、鹿角地域(鹿角市、小坂町)で川口氏に軍配が上がったものの、13市町村で金田氏が勝利。

 金田氏は「多くの皆さんの熱い心と大きな力をいただき、当選させてもらった。景気、雇用、そして暮らしの安定、暮らしを守る。そういう努力、いわゆるこの国の優しい政治をしっかりと実現していかなくてはならない」と、当選にあたって抱負を述べた。今選挙では、12年ぶりに1区から3区まで自民党が議席を獲得。

 秋田2区の投票率は63.28%で、前回を11.32ポイント下回った。また、1-3区の小選挙区平均は同10.05ポイントダウンの63.33%で、昭和22年の65.69%をさらに下回って戦後最低。

 同2区の有権者数は28万8,595人(前回29万9,193人)、投票者数は18万2,610人(同22万3,210人)。有効は17万8,204票(同22万257票)、無効は4,405票(同2,950票)、持ち帰り・不受理は1票(同3票)。得票率は金田氏が51.5%、川口氏が32.2%、石田氏が12.1%、佐藤氏が4.3%だった。 (17日午前零時35分)