トップ当選は新人の佐藤氏 任期満了(31日)に伴う北秋田市の市議会議員選挙は28日、投開票が行われ、26新議員の顔ぶれが決まった。トップ当選を飾ったのは新人の佐藤光子氏(32)で、上位4人を新人が独占。現職2人と新人3人がそれぞれ涙をのんだ。 開票は鷹巣体育館で、詰めかける有権者や各陣営の関係者などが見守る中、午後8時15分から始まった。トップ当選を果たした佐藤氏は1,325票獲得し、4年前の前回選挙トップの得票を169票上回った。前回、今回を通じて30歳代の当選者は同氏が初めてで、元合川町長で前副市長、修助氏の知名度も群を抜いた得票に貢献したとみられる。 1,000票台を獲得したのは7人で、前回に比べて5人増加。新人は11人中4人が1,100票を超える高得票で上位を独占したほか、8人が当選した。現職は16人で、元職は2人。上位の新人4人中3人までが鷹巣地区以外の当選者だった。 全体の地区別当選者数は鷹巣が定数の半数を占める13人、合川、森吉が各5人、阿仁が3人。また、前回同様、政党候補(4人)は全員当選した。党派別では共産3人、公明1人、無所属27人。 投票率は80.44%で、4年前の前回選挙に続いて80%を超えたものの、前回に比べて3.25ポイント低下した。地区別の投票率は鷹巣79.12%、合川82.61%、森吉81.26%、阿仁81.55%。投票区別で最も投票率が高かったのは合川の三木田で96.21%、最低は同じく合川の金沢で48.78%。これに阿仁の吉田が69.62%で続いており、金沢は著しく低かったことに。 (午前零時) ●当日有権者数3万1,799(男1万4,749、女1万7,050)●投票者数2万5,579人●有効2万5,325●無効252●持ち帰り0●不受理2●投票率80.44%(男79.65%、女81.13%) 定数26−31 (按分票の小数点以下切り捨て)
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