岩川氏の倍以上の得票で圧勝
任期満了に伴う北秋田市長選は12日投票が行われ、開票作業の結果、前県議の津谷永光氏(57)=松葉町4-22・無所属=が、元鷹巣町長の岩川徹氏(60)=栄字中綱97-3・同=を2倍以上の差で引き離し、堂々初当選を果たした。 岸部陞市長の引退を受けて新人同士の一騎打ちとなった今市長選で津谷氏は、財政の健全化や地域医療など市民生活の基盤づくりの重要性を訴えながら、支持の拡大を図った。対する岩川氏は財政問題や医療問題、中でも市民病院は先行きが不透明であるとして強い決意で臨む姿勢を強調。 ともに知名度の高い新人とあって有権者の関心も高かった中、県議6期22年間の実績に対する評価や、阿仁、森吉両地区での後援会組織の強化なども津谷氏の圧勝につながった。 津谷氏は昭和26年8月9日生まれ。慶応大卒。昭和62年から県議6期。自民党県連会長など歴任。県水泳連盟会長、県林業協会会長。 有権者数は男1万5,049人、女1万7,308人の計3万2,357人。投票者数は2万6,421人で、うち有効が2万6,159、無効が259、持ち帰りが3。また、投票率は男81.10%、女82.14%、平均で81.65%となり、前回市長選の77.48%を上回った。 (午前零時) |