北秋田市・郡選挙区県議補欠選挙(欠員1)は12日投票が行われ、開票作業の結果、会社役員の北林丈正氏(48)=北秋田市宮前町8-18・無所属=が、前北秋田市議の湊屋啓二氏(52)=同市元町4-15・無所属=を3,000票余の差をつけて下し、初陣を飾った。 同補欠選は、北秋田市長選に立候補した津谷永光氏(57)の県議辞職に伴って実施。通算8期務めた照助氏の次男である北林氏は、父の後任として前回の県議選に立候補したものの、知名度不足などから次点に甘んじた。前回の課題なども踏まえながら、組織の強化を図った上で精力的な小集会などをとおして今回は万全の態勢で臨んだ。 一方の湊屋氏は、組織力こそ北林氏にかなわぬまでも、こまめな草の根運動や個人演説会などを展開して支持の拡大を目指した。津谷氏の票をある程度取り込むことに成功したとみられるものの、森吉、阿仁地域の十分な掘り起しには至らず、北林氏に屈する結果となった。 北林氏は昭和35年7月15日生まれ。法政大工学部卒。会社役員。県商工会青年部連合会長、北秋田PTA連絡協議会長など歴任。 有権者数は男1万6,260人、女1万8,697人の計3万4,957人。投票者数は2万8,571人で、うち有効は2万7,994、無効は577だった。投票率は男81.32%、女82.09%、平均で81.73%。 (午前零時半) |