2007年4月9日付
佐藤氏、トップで初陣飾る
大館市選挙区開票結果

当選 佐藤賢一郎(59) 自民・新 14,384

当選 鈴木洋一(63) 自民・現 13,847

当選 石田寛(60) 社民・現 11,104

次点 菅原龍典(63) 無所属・現 8,567

県議会議員選・大館市選挙区

現職の菅原氏、くら替えが響く

 県議会議員選の大館市選挙区は、前回まで北秋田郡選挙区だった旧比内町、旧田代町が合併によって組み込まれたことで、旧市内を地盤とする候補者には選挙区拡大が少なからず負担になった。また、前回まで北秋田郡選挙区で戦っていた旧比内町を地盤とする現職の大館市選挙区へのくら替えや、同じく旧比内町を地盤とする新人の立候補と、前回とはまったく異なる流れの中で激戦が繰り広げられた。

 トップ当選で初陣を飾った佐藤賢一郎氏(59)=自民・新・比内町大葛=は、前回選挙で鈴木氏に次ぐ2位当選を果たした菅原昇氏(67)が今期限りで引退するのに伴い、同氏の全面的な支援を得て立候補。こうした後ろ盾に加えて町長時代の知名度と実績に対して地元からもかなりの支持を得、同じく比内地区を地盤とする菅原龍典氏との間で同地区での票獲得合戦に競り勝った。また、知名度に乏しい旧市内の票も菅原氏の支援を得るなどの効果で、上積みにつながった。

 連続5回トップ当選こそならなかったものの、2位当選の鈴木洋一氏(63)=自民・現・花岡=は、比内、田代で出遅れるなど、選挙区拡大に苦労。それでも、前回と同様、商工業者や農業関係団体をはじめ手広い支持を得て5選を果たした。

 石田寛氏(60)=社民・現・長木=は、鈴木氏と同様、比内、田代で知名度を高めるのに苦労した。しかし、16年の比内町長選で佐藤賢一郎氏に敗れた元町長の支援や、前哨戦でのこまめな座談会などが功を奏したほか、従来からの社民系労組、非自民票の獲得などで、5期目をものにした。

 無投票当選だった前回の北秋田郡選挙区から大館市選挙区へのくら替えをせざるを得ないなど、現職の中で最も大きな選択を強いられた菅原龍典氏(63)=無所属・現・比内町達子=は、地盤とする比内地区での票獲得に苦労したのに加え、くら替えのダメージも大きかった。

 大館市選挙区の投票率は、昭和30年以降最低だった前回を2.66ポイント下回る70.50%と、かろうじて70%を保った。有権者数は68,564人(男31,501人、女37,063人)、投票者数は48,340人、有効は47,902人、無効は437人、持ち帰りは1人、不受理はゼロ。  (午前零時)  

2007年4月9日付
津谷氏、貫禄の6選
北秋田市・郡選挙区開票結果

当選 津谷永光(55) 自民・現 11,530

当選 近藤健一郎(51) 無所属・新 9,312

次点 北林丈正(46) 自民・新 7,596

県議会議員選/北秋田市・郡選挙区

近藤氏、初陣飾る 

 前回まで旧比内町、旧田代町を含む北秋田郡選挙区としていた北秋田市・郡選挙区は、定数が3から2に減り、前回の無投票から再び従来のような激戦区となった。津谷永光氏(55)=自民・現・北秋田市松葉町=は、無投票以前の過去2回の選挙でも旧鷹巣町での得票に絶対の強みを持っており、今回も議長を含む実績に裏打ちされた知名度、人気の高さを証明して貫禄の6選を果たした。

 近藤健一郎氏(51)=無所属・新・北秋田市米内沢=は、旧森吉町長時に培った知名度を生かして森吉地区で善戦し、民主、社民党関係者らの支持も得るなどして草の根選挙を展開。組織力に乏しいながらも、後半になって一気に感触がよくなり、9,300票台に乗せて見事初陣を飾った。

 北林丈正氏(46)=自民・新・北秋田市宮前町=は、今期(8期)を最後に勇退する父照助氏(78)の後任として立候補。商工業者などの支持を得るなどして在住地の旧鷹巣町で津谷氏と張り合い、票獲得にある程度成功したものの、近藤氏と競合する地元森吉地区を含めて終盤伸び悩んだ。

 投票率は、前回を6.53ポイント上回る79.69%。有権者数は36,104人(男16,793人、女19,311人)、投票者数は28,771人、有効は28,438人、無効は332人、持ち帰りは1人、不受理はゼロ。  (午前零時) 

2007年4月8日付
大里氏、1万票突破で返り咲く
鹿角市・郡選挙区開票結果

当選 大里祐一(71) 自民・元 10,800

当選 川口一(56) 無所属・現 8,339

次点 杉江宗祐(67) 無所属・現 8,312

県議会議員選/鹿角市・郡選挙区

杉江氏、27票差で涙のむ

 県議会議員選の鹿角市・郡選挙区は、前回48票の僅差で4選を阻まれた大里祐一(71)=自民・元・鹿角市花輪=が、圧倒的な強さをみせつけて1万票台に乗せ、堂々返り咲きを果たした。

 秋田北地方3選挙区の中で唯一再編がなかったものの、3候補ともいずれも知名度が高いほか、前回はかなりきっ抗した状態で雌雄を決したなどの背景から、終盤まで勝敗の行方が見えにくい選挙戦となった。

 圧勝した大里氏は、地盤の花輪地区を中心に前回の"宿敵"杉江氏と激戦を繰り広げた結果、優勢に戦いを進めたほか、十和田地区など他地区でもかなりの手応えをつかみ、見事雪辱を果たした。前回選挙に2,442票上乗せて1万800票を獲得。

 薄氷を踏む思いで当選を果たした川口一氏(56)=無所属・現・小坂町小坂=は、小坂町で3,069票(大里氏787票、杉江氏466票)を得るなど、地盤で絶対の強みをみせた。鹿角市内での得票は地盤とする大里、杉江の両候補に比べて格段に少ない(川口氏5,270票、大里氏1万13票、杉江氏8,312票)ものの、農村地区などでも得票に成功し、3選を果たした。前回よりは320票減らして8,339票に。

 鹿角市長として3期務めた抜群の知名度で前回初陣を飾った杉江宗祐氏(67)=無所属・現・鹿角市花輪=は、次点の大里氏に48票と肉迫されたため、今回は危機感を強めて草の根運動を重点にくまなく巡回したが、涙をのむ結果となった。それでも川口氏との差はわずか27票で、前回より94票減らして8,312票に。

 鹿角市・郡選挙区の投票率は前回を3.36ポイント下回る76.30%。有権者数は36,248人(男16,737人、女19,511人)、投票者数は27,658人、有効は27,451人、無効は207人、持ち帰り、不受理は各ゼロ。   (午後10時50分)