県内公立高校の令和3年度入試は12日、一般選抜の入学願書受付が始まった。受付初日に志願倍率が1倍以上に達したのは、大館鳳鳴の普通・理数と大館桂桜の土木・建築。うち大館鳳鳴は、4年ぶりに1倍以上となった。
令和3年度入試は、今月5日の前期選抜合格発表を経て12日に一般選抜の入学願書受付を開始。同16日正午に受付締め切り、同18日に志願先変更受付開始、同22日正午に同締め切り、3月9日に入学試験、同17日午後1時から4時にかけて各校で合格発表、の日程で行う。
秋田北地方の各高校が午後4時現在で集計した初日の一般選抜願書出願状況は下段のとおりだが、全日制は7校をあわせた前期選抜後の一般選抜募集人数884人に対して751人が出願を終え、志願倍率は0.85倍。
ちなみに、前年度は前期選抜後の一般選抜募集人数891人に対して志願先変更後の最終志願者が734人を数え、最終志願倍率は0.82倍に。これからすれば、今一般選抜は初日時点で早くも志願者数が17人、志願倍率が0.03ポイント前年度を上回った形だ。
秋田北地方の全日制志願状況で最も特徴的なのは、大館鳳鳴の普通・理数(2年に進級する際に希望学科に振り分けるくくり募集)。同校の過去5年間の一般選抜最終志願者数と志願倍率の推移をみると〇平成29年度=212人(1.00倍)〇30年度=183人(0.85倍)〇令和元年度=203人(0.99倍)〇2年度=179人(0.90倍)。令和3年度は202人、1.04倍で平成29年度以来4年ぶりに1倍以上となり、同地方最大の高倍率。(午前零時)