「ニューイヤー駅伝2021inぐんま」第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会(日本実業団陸上競技連合主催)は元日、群馬県庁(前橋市)を発着点とする7区間100キロで36チームが覇を競った。秋田北地方出身、松宮隆行(花輪高出)が終盤6区を担った愛知製鋼は25位だった。

　愛知製鋼は秋山清仁が前回の5区から1区(12.3キロ)にまわったが、31位と出遅れた。前回に続いて最短2区(8.3キロ)を担当したマチャリア・ディラングが通過順位を27位に、前回の6区から3区(13.6キロ)にまわった松村和樹が23位に、前回に続いて最長4区(22.4キロ)の住田優範が20位に、前回の1区から5区(15.8キロ)にまわった内藤圭太が19位に、それぞれ通過順位を引き上げた。

　しかし、7選手中唯一前回不出場の松宮が終盤6区(12.1キロ)でスピードに乗りきれず22位に後退し、前回に続くアンカー7区(15.5キロ)の門出龍哉に巻き返しの期待がかかったが、松宮と同様3人に抜かれて25位、4時間57分50秒でフィニッシュ。愛知製鋼は前回より順位を4つ上げたものの、タイムは前回の4時間56分53秒から約1分遅れた。

　7選手中5人が区間賞をもぎ取った富士通が、4時間48分52秒で12年ぶり3度目の制覇。5年ぶり4度目の優勝を目指したトヨタ自動車は、富士通に約1分遅れで準優勝。旭化成は、5連覇を逃して3位に甘んじた。大会事務局が作成した3位以内と愛知製鋼の結果は下段のとおり。(午後5時半)

順位	記録	No.	チーム	１区 (12.3km) 県庁〜高崎	２区 (8.3km) 高崎〜公田	３区 (13.6km) 公田〜伊勢崎	４区 (22.4km) 伊勢崎〜太田	５区 (15.8km) 太田〜桐生	６区 (12.1km) 桐生〜西久保	７区 (15.5km) 西久保〜県庁
1	4:48:52	31	富士通 東日本	松枝　博輝 ﾏﾂｴﾀﾞ ﾋﾛｷ (1) 35:28 (1) 35:28	ﾍﾞﾅｰﾄﾞ ｷﾒﾘ ﾍﾞﾅｰﾄﾞ ｷﾒﾘ (6) 57:49 (13) 22:21	坂東　悠汰 ﾊﾞﾝﾄﾞｳ ﾕｳﾀ (3) 1:35:52 (6) 38:03	中村　匠吾 ﾅｶﾑﾗ ｼｮｳｺﾞ (1) 2:40:06 (2) 1:04:14	塩尻　和也 ｼｵｼﾞﾘ ｶｽﾞﾔ (1) 3:26:44 (3) 46:38	鈴木　健吾 ｽｽﾞｷ ｹﾝｺﾞ (1) 4:02:17 (1) 35:33	浦野　雄平 ｳﾗﾉ ﾕｳﾍｲ (1) 4:48:52 (1) 46:35
2	4:49:55	2	トヨタ自動車 中　部	田中　秀幸 ﾀﾅｶ ﾋﾃﾞﾕｷ (3) 35:30 (3) 35:30	ﾋﾞﾀﾞﾝ ｶﾛｷ ﾋﾞﾀﾞﾝ ｶﾛｷ (4) 57:44 (8) 22:14	西山　雄介 ﾆｼﾔﾏ ﾕｳｽｹ (8) 1:36:20 (14) 38:36	窪田　　忍 ｸﾎﾞﾀ ｼﾉﾌﾞ (4) 2:40:58 (6) 1:04:38	服部　勇馬 ﾊｯﾄﾘ ﾕｳﾏ (3) 3:27:21 (1) 46:23	青木　祐人 ｱｵｷ ﾕｳﾄ (2) 4:02:57 (2) 35:36	大石　港与 ｵｵｲｼ ﾐﾅﾄ (2) 4:49:55 (4) 46:58
3	4:50:32	1	旭化成 九　州	茂木　圭次郎 ﾓｷﾞ ｹｲｼﾞﾛｳ (2) 35:29 (2) 35:29	ﾏｺﾞﾏ ﾍﾞﾇｴﾙ ﾓｹﾞﾆ ﾏｺﾞﾏ ﾍﾞﾇｴﾙ ﾓｹﾞﾆ (13) 58:06 (19) 22:37	大六野　秀畝 ﾀﾞｲﾛｸﾉ ｼｭｳﾎ (2) 1:35:51 (2) 37:45	鎧坂　哲哉 ﾖﾛｲｻﾞｶ ﾃﾂﾔ (2) 2:40:24 (4) 1:04:33	村山　謙太 ﾑﾗﾔﾏ ｹﾝﾀ (2) 3:27:20 (4) 46:56	小野　知大 ｵﾉ ﾁﾋﾛ (3) 4:02:57 (3) 35:37	市田　　孝 ｲﾁﾀﾞ ﾀｶｼ (3) 4:50:32 (9) 47:35
25	4:57:50	26	愛知製鋼 中　部	秋山　清仁 ｱｷﾔﾏ ｷﾖﾋﾄ (31) 35:58 (31) 35:58	ﾏﾁｬﾘｱ ﾃﾞｨﾗﾝｸﾞ ﾏﾁｬﾘｱ ﾃﾞｨﾗﾝｸﾞ (27) 58:50 (26) 22:52	松村　和樹 ﾏﾂﾑﾗ ｶｽﾞｷ (23) 1:37:44 (18) 38:54	住田　優範 ｽﾐﾀﾞ ﾏｻﾉﾘ (20) 2:43:41 (20) 1:05:57	内藤　圭太 ﾅｲﾄｳ ｹｲﾀ (19) 3:31:26 (18) 47:45	松宮　隆行 ﾏﾂﾐﾔ ﾀｶﾕｷ (22) 4:09:03 (23) 37:37	角出　龍哉 ｽﾐﾃﾞ ﾀﾂﾔ (25) 4:57:50 (22) 48:47

 

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