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令和2年(2020年)12月2日付
10月は1.21倍に低下

県内の有効求人倍率
 
「コロナで改善の動き弱まる」

 

 県内の有効求人倍率(季節調整値)は2カ月ぶりに低下し、平成28年(2016年)10月に次ぐ水準まで落ち込んだ。厚生労働省が1日公表した10月の一般職業紹介状況で示されたもの。県内の雇用情勢について秋田労働局は「求人が求職を上回って推移しているが、新型コロナウイルス感染症の影響から改善の動きが弱まっている」と、前月と同様の見方を示した。

 求職者1人に対する求人数を示す全国平均の有効求人倍率は、前月比0.01ポイント増の1.04倍。前年4月以来1年半ぶりに上昇したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で新規求人は前年同期に比べて23.2%落ち込むなど、雇用環境は依然厳しい状況にある。

 同省が作成した全国平均と東北各県の10月を含む過去1年間の有効求人倍率月別推移は下段のとおりだが、うち本県の10月は1.21倍で、前月に比べて0.02ポイント低下した。8月以来2カ月ぶりに落ち込み、平成28年10月の1.20倍に次ぐ水準まで落ち込んだ。

 この結果、本県と全国平均との差は前月の0.2ポイントから0.17ポイントに縮小。東北6県の中で前月に比べて低下したのは本県だけで、全国でも7府県にとどまった。有効求人倍率の本県の全国順位は7位で、前月より2つ後退。

 県内ハローワーク別の有効求人倍率(常用)で最も高いのは、能代の1.54倍。以下、大館の1.38倍、鹿角の1.36倍、鷹巣の1.34倍、秋田の1.28倍、角館の1.20倍、大曲の1.12倍、横手の1.06倍、本荘の0.96倍、男鹿の0.87倍、湯沢の0.83倍と続き、依然県北を中心に人手不足感が強い。

  県内の事業主からは〇GoToトラベルキャンペーンや各種クーポン利用者はあるが全体的な客足は伸びず、今後の先行きが不安(飲食店)〇全国のコロナの再拡大に加え、感染者が出て影響が大きい(宿泊業)〇新型コロナウイルス感染症の影響で、冠婚葬祭での会食が激減した(飲食サービス業)など、引き続きコロナ禍による"惨状"を訴える声が目立つ。 (午前零時)

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