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令和2年(2020年)11月12日付
秋田酒類御所野蔵が最優秀

東北清酒鑑評会吟醸酒の部
 
秋田北地方は今年も受賞皆無

 

 仙台国税局は12日、令和2年東北清酒鑑評会の審査結果を公表した。県内からは吟醸酒の部で2年ぶりに最優秀賞が出たほか、吟醸酒、純米酒の両部門で各1点、評価員特別賞を射止めたが、秋田北地方からの受賞は今年もなかった。

 今鑑評会には、吟醸酒の部に134蔵元(前年139蔵元)が221点(同229点)、純米酒の部に122蔵元(同127蔵元)が158点(同161点)を出品。うち県内からは、吟醸酒の部に25蔵元(同25蔵元)が35点(同39点)、純米酒の部に26蔵元(同26蔵元)が40点(同38点)をそれぞれ出品した。

 東北産清酒のインバウンド(訪日外国人客)消費や輸出のさらなる促進に役立てようと、一昨年から品質評価員に外国人2人を加え、日本語のほか英文の賞状を授与したほか、最優秀賞と評価員特別賞の各品質評価には英文のコメントも付記。

 品質評価の結果、今年は吟醸酒の部で46蔵元(前年49蔵元)、純米酒の部で42蔵元(同43蔵元)が優等賞に選ばれ、その中から特に優れた蔵元が最優秀賞、評価員特別賞を射止めた。

 吟醸酒の部で最優秀賞に輝いたのは秋田酒類製造・御所野蔵(清水)。県内からの最優秀は、同部門で木村酒造の福小町が一昨年獲得して以来2年ぶりで、平成25年(2013年)に創設して以来2度目。

 御所野蔵の清水に対して外国人品質評価員のジョン・ゴントナー氏は「リンゴとシナモンの香が特徴的であり、口いっぱいに広がる豊かな旨味と程よい酸味が印象的。香りと味が絶妙なバランスを保っている」、キャロン・サム・アンダーバーグ氏は「青りんごと熟したイチゴの香り。なめらかで程よいボディ感があり、爽やかな甘味と微かに渋味も感じられる後味」、日本人代表品質評価員は「適度な熟成により豊かな青リンゴ様の香りが開き、甘味と酸味のバランスが取れた上品な味わい。これらの香りと味わいのバランスが絶妙で一体感があり、まさに調和の極みのお酒」と、それぞれ絶賛した。

 また、同部門では齋彌酒造店の花朝月夕、大納川の大納川がそれぞれ評価員特別賞を獲得。秋田北地方からの受賞は今年も皆無で、「酒どころ秋田」の中でレベルの違いを印象づける残念な結果に。県内蔵元の最優秀賞、評価員特別賞とそれ以外の優等賞は次のとおり。( )は銘柄。  (午後4時)

<吟醸酒の部>

〇最優秀賞=秋田酒類製造/御所野蔵(清水)

○評価員特別賞=齋彌酒造店(花朝月夕)

○優等賞=秋田酒造(水楽天)、秋田酒類製造/本社蔵(清水)、福禄寿酒造(一白水成)、大納川(大納川)、天寿酒造(天寿)、飛良泉本舗(飛良泉)、秋田銘醸(爛漫)、木村酒造(福小町)、両関酒造(両関)、鈴木酒造店(秀よし)

<純米酒の部>

○評価員特別賞=大納川(大納川)

○優等賞=秋田酒造(水楽天)、秋田酒類製造/御所野蔵(清水)、同/本社蔵(同)、小玉醸造(太平山)、福禄寿酒造(一白水成)、日の丸醸造(まんさくの花)、齋彌酒造店(聴雪)、佐藤酒造店(出羽の冨士)、秋田県醗酵工業(一滴千両)、秋田銘醸(爛漫)、木村酒造(福小町)、両関酒造(両関)、刈穂酒造(刈穂)、鈴木酒造店(秀よし)、高橋酒造店(奥清水)、出羽鶴酒造(出羽鶴)

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