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令和2年(2020年)5月19日付
開港以来初の1,000人割れ

先月の大館能代空港利用者数
 
新型コロナの影響一層
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上空からの大館能代空港(google earthより)

 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大館能代空港の月間利用者数は開港以来初めて1,000人を割り込んだ。県の同空港管理事務所が19日公表した4月実績で示されたもの。この結果、1-4月の累計利用者数は前年同期に比べて4割近く落ち込んだ。

 東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)の3路線で平成10年(1998年)7月に開港した同空港は、翌11年11月に札幌、同23年(2011年)1月に大阪の両路線を「運休」の扱いながらも事実上廃止した形で、東京便が唯一存続している。

 同空港管理事務所が作成した今年(1-4月)と前年の東京便月別利用者数は下段のとおりだが、1月はわずかに前年同月比減ながら、2月は好転。しかし、新型コロナウイルス感染拡大が深刻の度を増した3月は前年同月比6,155人、51.3%減の5,854人、さらに4月は同1万1,446人、93.1%減の848人にとどまり、開港以来初めて1,000人を割り込んだ。

 4月の利用状況について同事務所は「新型コロナウイルス感染症拡大の影響による個人及び団体の旅行取り止めの増加や、運航便の一部減便のため、前年同月を大幅に下回った」と説明。搭乗率はわずか8.1%(前年同月61%)と、がら空きの状態。また、前年同月は120便運航したのに対し、先月は64便にほぼ半減した。

 この結果、1-4月の累計利用者数は前年同期比1万6,754人、38.5%減の2万6,763人にとどまった。月平均搭乗率は採算ライン(60%)を大幅に下回る38%で、前年同期との比較では17.1ポイントの落ち込み。

 事実上の廃止便を含む開港以来の全路線の累計利用者は、4月末現在で298万7,718人(チャーター便利用者数を含む)を数える。新型コロナウイルス感染拡大の影響がなかったと仮定すれば今月中の300万人達成が見込まれていたが、引き続き利用者数の激減が予想されるため、同達成は夏以降にずれ込みそう。

 一方、4月の貨物取扱量は入荷数量が伸び悩んだものの、出荷数量が順調で、合計で前年比増を確保した。入荷数量は前年同月比109.8キロ減の5,360.8キロ、出荷数量は同1,753.5キロ増の3,217.4キロ、合計で同1,643.7キロ増の8,578.2キロ。入荷の主な品目は一般混載貨物で、出荷の主な品目は弁当だった。  (午後2時半)

今年と前年の東京便月別利用者数推移
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