令和元年(2019年)6月10日付
東北で群を抜いて少なく

本県、第1四半期の外国人宿泊者数

3月だけでは23%減

 今年第1四半期(1-3月)に県内の従業員10人以上の旅館、ホテルなどに宿泊した外国人旅行者数は延べ2万3,160人で、東北6県の中で群を抜いて少なかったほか、前年同期比増加率は岩手と並んで最低にとどまった。国土交通省東北運輸局が10日までにまとめた速報値で示されたもの。うち3月は、福島と並んで20%台の落ち込みとなった。

 同局が作成した3月と第1四半期の全国、東北計と東北各県の外国人延べ宿泊者数は下表のとおりだが、うち3月の本県は前年同月比1,270人、23%減の4,300人。東北では唯一5,000人を割り込み、前年同月比減少率は岩手(22%)とほぼ同水準で東北最大だった。

 この結果、第1四半期の外国人延べ宿泊者数は前年同期比1,290人、6%増の2万3,160人に。インバウンド促進につながる観光媒体の乏しさを背景に東北で群を抜いて少なく、前年同期に比べて増加したとはいえ、伸び率は岩手と並んで最低だった。宮城の65%、福島の64%の各増加が牽引役を果たし、東北全体では全国平均を5ポイント上回る27%増にこぎつけた。

 本県は、県内で絶対数が少ない秋田犬を新たな観光資源として軸足を置いているものの、既存の観光地や食文化などを含め、「秋田の観光」が外国人観光客を誘引するには魅力が乏しいことをあらためて浮き彫りにしている。

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