2019年1月8日付
過去5年間で最少

30年の県警特殊詐欺認知

融資保証など悪化

 県警が昨年認知した特殊詐欺被害は件数、被害総額とも過去5年間で最も少なかった。県警が8日までにまとめた30年の暫定値で示されたもの。オレオレ詐欺や架空請求が大幅に減少した反面、融資保証や還付金等が増加した。

 特殊詐欺は、架空請求や融資保証などの「振り込め詐欺」と金融商品やギャンブルなどの「振り込め詐欺以外」に分類している。県警が認知した過去5年間の件数、被害総額は26年が86件、3億1,455万2,615円、27年が57件、2億245万1,293円、28年が36件、8,836万2,482円、29年が50件、8,352万6,575円、そして30年は29件、5,227万9,313円。

 30年は件数、総額とも過去5年間で最も少なく、このうち件数は統計開始以降最悪だった16年(132件)の22%、総額も同最悪だった26年の16.6%にとどまった。

 県警が作成した30年と29年の各内訳は下表のとおりだが、オレオレ詐欺は前年の13件から3件に、架空請求は同33件から18件へと大幅に減少し、これに伴って被害総額も改善。 一方、融資保証は前年の4倍、還付金等は同2倍の各4件を数え、被害総額が飛躍的に増えるなど1件あたりの大型化が目立った。

 高齢者宅を訪問するなど新たな手口による特殊詐欺も全国的に多発している中、官民一体となった予防策への取り組みや県民の意識向上が、今年は一層望まれる。 (午後3時半)

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